2011年5月24日火曜日

(blog)中小企業がスマートグリッドのビジネスにどう関わるか

【産業財・生産財(製造業商社)コンサルタント 井上雅史のブログ「産業財・生産財コンサルティング.com」 】

こんにちは。産業財コンサルタントの井上雅史です。
設備系のコンサルが多い中、電気・電機関連のエンジニアリング会社の支援なども行なっています。
今そこでは”みらい事業”と題して、5年後の未来を創るためのビジョン策定及び戦略を表現したWebなどのコンサルティングをしています。

そこで常に話題になるのが「スマートグリッド」です。

「スマートグリッド」は次世代に新技術!みたいに語られますが、良く調べて見ると特に新しい技術があるというわけでなく、簡単にいうと電力網を繋げて管理することです。こまかく言うと色々な概念がありますが、あえて単純化して考えます。

「スマートグリッド」を、区分する発電、制御、管理、蓄電に分けられます。
また、ターゲット別に分けると、社会、都市、工場、ビル(店舗)、住宅に分けられます。

どこに関わっていくか。

発電で、太陽光発電、風力発電などの販売や施工をするビジネスとして。BtoCのビジネスが主になります。これは既存の太陽光発電の販売施工会社や最近では量販店も販売しています。

制御は、これは工場においては、工場の節電をしなくてはいけないご時世、中小エンジニアリング会社もアイテムのひとつとしてはあると思います。また住宅に関しては、スマートメータなど機器類が大手企業が開発製造していくものと考えられます。

管理は、電力の見える化が主ですが、都市→CEMS、工場→FEMS、ビル→BEMS、住宅→HEMSという概念があります。この辺りは、ビジネスの展開によっては可能性があります。

蓄電は、これ特に計画停電などもあり注目分野ではあります。ただコスト面を考えるとまだ数年はビジネスとして展開するのは、社会、都市、工場止まりだと思います。住宅に対する蓄電システムは、まだまだ数年は難しいです。EVがもっと普及したときにリチウム電池の再利用を住宅向けに供給するビジネスは十分に考えられます。

最後に、「スマートグリッド」はトータルでは大きなビジネスになることは間違いないです。しかし、国の政策的要素が高く大手企業を中心とした、既存ビジネスの延長であるといえます。電力網に関わるビジネスは利権が絡み難しい側面があります。
またモノやサービスを造り出すビジネスでない省エネ系ビジネスで業績を上げるのは、大変難しいのが現実でないでしょうか。ただ本業とシナジーがあれば、アイテムの一つとして取り組むのは顧客接触するための”キッカケ商品(集客商品)”としては有効です。

【気になるNews】---------------------------------------------------------------------


日立、シャープ、JFEエンジなど、ハワイで離島型スマートグリッド実証事業を実施

nikkei BPnet 最新ニュース

日立製作所、シャープ、JFEエンジニアリングなどは、ハワイで離島型スマートグリッドの実証事業を実施する。再生可能エネルギーの導入が進むマウイ島で技術の検証と標準化を行う。

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